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2006年10月23日

滋賀県栗東市長選挙でみる日本の対決構図

東海道新幹線の新駅建設の是非を最大の争点にした滋賀県栗東市長選が終了。候補者は、建設推進の現職市長・国松正一氏(59)、建設凍結の元市議・田村隆光氏(49)、建設中止派元滋賀県労連事務局長・杉田聡司氏(58)の3人。投票率は63.93%の結果国松氏が再選された。

 7月には滋賀県知事選で新駅建設凍結を訴えた嘉田由紀子知事が当選しており、県と市でねじれ現象がおきることとなる。お互いが県民の意思と市民の意思をぶつけあう関係が始まろう。

 国松氏は「新駅建設は目標でなく、まちづくりの装置。経費削減は必要だが、投資まで削減すれば未来はない」などと主張。知名度を生かして支持層を固めた。一方、「新駅は不要」とする有権者の票は田村氏と杉田氏に分散したようである。

 新駅関連工事費を賄う約43億円の地方債発行中止を栗東市に命じた大津地裁判決(9月25日)を受け、市は財源確保に苦慮している。嘉田知事は今月末に期限を迎える新駅建設負担金3600万円をJR東海に支払わない意向で、市長選結果は凍結議論を仕切り直す材料になるものの、推進派にとっては厳しい状況が続く。



 昨今、選挙で白黒はっきりさせる傾向が極めて強い。以前は、「妥協の政治」や「間をとる政治」が批判されたゆえに、米国式に片方を生かさせて、片方を切り殺すことが今流行りである。しかし、日本人としての魂がいまだ残るのか、県と市でこのようなねじれが起きる。田中康夫体制の長野県でもこのようなことは起きていた。

 このような政治課題が起きたときに、新駅を建設するか否かという目先の問題にだけ目が行きがちだが、政治の本質を見極めるべきである。お互いが自分の主張を引き下げる事が出来ないものだから、最終的にどちらの言い分が認められても双方が損をするのだ。

 この建設の賛否は、お互いに理由があろうが、話を単純化すれば次のようなことになる。


  1. 新駅を建設推進するのは経済活性化のためである。観光地としても、地域の産業のためにも新駅は必要。自分の生活のためにも賛成。

  2. 新駅を凍結・中止すべきなのは環境問題のためである。また、自分の関わる産業にはなんら影響がないから反対してもいい。


 実は、このような内容は国内のありとあらゆるところに内在している。小さな一つの市の問題ではないのだ。このため世論は二分され、どちらを選択しても苦が待っているだけだ。1を選択すれば2の言うとおりになる。さらに経済は活性化されるかもしれないが、利権にもれた業界は淘汰される事となる。2を選択すれば、さらなる過疎化が進みゴーストタウンとなるだろう。市民の経済生活にも影響を及ぼす。みな東京に出てしまい、地元にはクマやイノシシが人里に出没するようになり田畑は荒らされる。

 現在の既成政党、政治勢力あるいは官僚も企業も市民運動もこのような、狭い枠組みでの戦いを繰り返し繰り返し行い、世の中をだめにしていっている。

 この原因は、日本銀行券にある。日本銀行券は日本全国どこでも使える。さらに富むところをますます富ませ、貧しいところには行き渡らない。資本は集中する事によって力を持つからである。社会主義経済は資本を政府に集中させるため同じことがおこる。社会主義も資本主義経済の政府バージョンであるだけだ。

 このために平和党は自然主義経済を提唱するのである。


平和党



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posted by 平和党代表・大坂佳巨 at 17:56| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 選挙情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
反対派の要約は大きく間違っていると思います。
新幹線の駅ができるからといって環境問題にまでなるとはとても思えません。
工事による少しの問題ぐらいはでるでしょうがそれを重視している人に出会ったことはありません。

それより、無駄なものはいらない。
無駄になるものは作りたくない。
という想いが中心ですね。
あと自分に関係ないからというのも当然含まれます。

のぞみが止まる京都まで20分でいける場所。
時間短縮ができるといっても最大で30分。
しかも、ほとんどの場所では京都や米原の駅に行くほうが速いというような新駅、しかも莫大なお金がかかるものの必要性に疑問を感じたのだと思います。

推進派は大甘な見積りを出して儲かりますよと宣伝していますが、
大きな嘘があることを知っているからこそ
反対という立場をとっています。

例えば新駅に必要なのは約240億円で、10年後には513億円のプラスになると言ってますが、周辺開発を含めて少なくとも650億円をかけないと、宣伝されているような直接、間接効果は発生しません。また数百人が宿泊できる駅前施設や、駐車場、シャトルバス、400mの動く歩道などの運営管理費はまったく考慮してないようです。

それから、513億円のプラスになるためには、推進派が大甘で作りあげた予測通りの効果が出ないと期待できません。ほとんど絵に描いた餅の世界です。

これがもっと現実的に書かれていたのなら納得する人も多いのでしょうが…

●約240億円と言ってるが…
http://www.4192.tv/shinkansen/index.html
●実は軽く650億円以上
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/bno/2006/06-04/n060427.html#1
Posted by 滋賀県民 at 2006年10月24日 09:46
環境問題というよりは、自治体の無駄遣いをしないということですね。自分とは無関係というのもあるでしょう。関係のある人は儲かるから当然推進します。当然、反対派の言われるとおり、現代の経済社会では、経済効果はないでしょう。しかし、それではどのようにして経済生活を安定させるかということなのです。
Posted by 大坂佳巨 at 2006年10月25日 01:34
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田中康夫のプロフィール
Excerpt: 田中康夫(たなかやすお) 平成期における日本の小説家、政治家。新党日本代表。前長野県知事。愛称はヤッシー。 学歴は一橋大学法学部卒業。学位は法学士(一橋大学)。 1956年(昭和31年)4月12..
Weblog: 田中さんのブログ??田中美保・美帆・れいな・ロウマ・気象予報士の田中まや??
Tracked: 2006-11-04 19:41
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