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2006年11月05日

旧約聖書を読んでわかる戦争

旧約聖書の出エジプト記にはこのようなことが書かれてある。
●寄留者を虐待したり、圧迫したりしてはならない。あなたたちはエジプトの国で寄留者であったからである(22:20)
●もし、あなたがわたしの民、あなたと共にいる貧しい者に金を貸す場合は、彼に対して高利貸しのようになってはならない。彼から利子を取ってはならない。(22:24)


平和党が提唱している、「他者に対する悪としての見かた・排除」「マイナス利子制度」をまさに兼ね備えている。


だが、実際には、イスラエル政府は、寄留しているパレスチナに対して虐待と圧迫を加えている。パレスチナにしてみれば、イスラエルが寄留との見かたになるが、パレスチナもコーランの他に旧約聖書を尊ぶ以上、これを守っていればなんの紛争もないはずである。

次に、利子制度については、ユダヤ人が資本主義経済の発展に寄与したとされる。利子が利子を生み出すという拝金主義はここからきているとも言われる。利子制度を禁じている旧約聖書だが、これは厳密に言えば、貧しいものと同胞に対しては、利子をつけるなと言っている訳で、申命記には、外国人からは利子をとっても良いと明言している個所がある。

●同胞には利子を付けて貸してはならない。銀の利子も、食物の利子も、その他利子が付くいかなるものの利子も付けてはならない。(23:20)
●外国人には利子を付けて貸してもよいが、同胞には利子を付けて貸してはならない。それは、あなたが入って得る土地で、あなたの神、主があなたの手の働きすべてに祝福を与えられるためである。(23:21)


外国人というのはユダヤ人以外のことだろう。神はユダヤ人以外も作ったと思うのだが、旧約聖書をそのまま読むとユダヤ人が選ばれし民であるから、外国人には利子をつけて貸しても良いと読める。このような民族主義を掲げると、必ずその反動が起きる。つまり民族優位性を主張する政治は、必ず別の民族優位性を主張するところに攻撃され、報復が報復を呼ぶ永遠の戦争を呼び起こすのである。


子どもが喧嘩して、それを止め、双方の言い分を聞くと、あっちが先に手を出したのであっちが悪い。自分は正しいとお互いが言う。大人の喧嘩でも、あっちが無礼であったのであり、あっちが悪い。自分が正しいという。別に言ってもかまわないとは思うが、それは自分の人格をせばめるだけだ。

つまりはこれが戦争の要因となっている。第二次世界大戦では、ナチスのアドルフ・ヒトラーは大悪人ということになっている。

勿論、大善人なのだということを言いたいのではないが、ヒトラーのユダヤ人に対する大量虐殺は、このようなことを要因としている。

ユダヤ人を生かしておくと、極めて危険であると認識するのは論理的にきわめて明快である。彼らを殺す事が正義であるということに筋道がたつ。もちろん利子だけの問題ではない。

利子から発生してきた諸々の経済優先社会が、道徳性をなくしたり、多くの損害を生むかもしれぬ。

ところで、『善悪中毒』の著者・東郷潤さんという方がおり、昨日対談させていただいた。善悪中毒

この分析においては、東郷さんの方が詳しいので、下記のサイトに行くことをお勧めする。東郷さんとの対談内容については、別の記事で記したい。
http://peaceactivity.blog50.fc2.com/

 
 


では、ナチスではなくてユダヤが悪いのか。と、話はこうなる。


冒頭、寄留者を抑圧してはならないと書いてある。

これは、「君たちエジプト人にあれだけ抑圧されたからわかるだろう。自分がその立場になったら同じことをしてはだめだよ。君たちは優れた民族なのだから。」と教えている。

ユダヤ人がエジプトを脱出して神に選ばれし民であるのなら、その原動力はエジプトでの奴隷生活にあったわけで、エジプト人がユダヤ人を奴隷にしなければ第二次大戦にはならなかったのだと言うことも可能である。


戦争というものは戦争のための戦争にいつかなってしまう。

歴史を習うけれども、日清戦争はなぜ起きたか、日露戦争はなぜ起きたか、第二次大戦はなぜ起きたか、全て説明がつきそうでつきそうもないようなことが多いと感じる。

朝鮮半島、満州国などの領土との奪い合い合戦だと簡単に言うなれば、なぜその領土を奪い合う必要があるのかとか、つきつめていくと子どもの喧嘩と同じで、最初の原因はよくわからないのである。


子どもの喧嘩を難しく、論理的に歴史的にご大層な理由があるとすると学問的品位が高くなったような気がしてしまうが、実はさほど変わらない。

そこに出てくる人の名前が「○○ちゃん」じゃなくて、偉そうな感じのする名前が出てくるだけである。

教科書に書いてある人だから偉いのだろうと思ってしまう。

しかし、教科書にいくら偉そうに顔写真を載せようが、まだそのような考えに染まっていない子どもたちにヒゲやメガネを書かれるだけである。


偉そうな歴史の人物にヒゲやら鼻水を書き加えなくなった頃、歴史に対して人為的なる善悪中毒が始まるのだ。


北朝鮮は拉致をしたから悪い。確かに悪い。罪もない民間人を拉致するなど、人道にはずれており、まさに金正日は麻原彰晃とどこが違うのかとも思う。

しかし、ここに左派は「北朝鮮が拉致するのも、中国や韓国がいまだに日本に対して怨念を抱いているのも日本に侵略されたからである」とする。

だから、徹底的に謝罪すべきであると。

しかし右派は言う。「日韓併合は朝鮮半島の要請であり、あれがあったゆえに今日の文化・経済発展の土台を築いた」「満州は傀儡国家ではなくて、彼らは漢民族ではなく別の国家が必要であるのは当然のことである」「東南アジアの人々は今でも日本が欧米殖民と戦ってきたことに感謝している」などなど。

しかし左派は言う。「それでも日本は国家公認の殺戮行為をしてきたことに何ら変わりなく、近隣国である朝鮮や中国とは仲良くしなければならない。武力は放棄すべきである」

しかし右派は言う。「では攻められたらどうするのか」

これだけ掲げただけでは、左右両派は、「まだ足りない」とか「そこが違う」とかいろいろあるかもしれないが、書いていたら切りがないのでここまでにする。

そんな本はいくらでも出ている。いずれにしろ、こうした論争を延々と続けており、結論は永遠に出ないのである。

この論争に生まれるのは単なる学問的追及のみであり、自己主張が他人に共鳴してもらったというだけの自己満足であり、真の平和ではない。


とにかくさかのぼっていくと、あっちが善でこっちが悪のときに見える場合もあるかもしれないが、その前にあっちが悪だったからこっちがそれに備えるため守るためにこうして、ああして、、、、ああ、疲れる。

 


しかし、こうした論争を疲れない人もいて、それはそれでその人たちの楽しみであるのなら、趣味は自由にしておいたほうがいいから、それでいいけれども、政治という場においては、もうみなさんいいんじゃないですか。・・・と、ここで、今までにない政党を作ってみたのである。

 
 
「いや、逃げるな」と言われるかもしれないが、逃げるとみえるのであれば、今までの永久論争を楽しんでもらってなんら構わないのである。
 
すでに既成政党として、その受け皿の政党はあるし、そこに望みを持ってもらっていく方がその人のためにもなる。
 
既成政党が嫌なら右に維新政党・新風があり、左には新社会党などがまだある。彼らも国会に議席がないので、これら極限政党も左右無益論に立つ平和党にとっては非常に必要な政党であり、ぜひ勝ち上がってきて欲しい。
 

平和を実現するためには、「核武装するなり、普段から国連の活動に協力するなり、アメリカの言うとおりにして核の傘下に入っておくなりする」という軸と、「武力は放棄ないし軍縮、靖国神社には参拝しない、中国の怒りを買わない」という軸とはすでにもう出揃っており、どちらも平和の道ではないとするのが平和党の見解ではある。

しかし、この二つの意見を無碍に否定するものでもない。そういう主張に対しては賛同もするし反対もする。

わが党には両派でのスペシャリストだった人もいるから、助言はいくらでもできる。とにかく、やってみたらよろしい。

善悪いずれの立場にも立たないという、ここに政党の態度としても、既成政党には存在しないものが、わが党には存在するのである。

そんなやり方は政治ではないと言い切るのは、左脳で判断すれば実に簡単である。そんなあなたは既成政党を支持するのが一番望ましく、今の政治をだめにした有権者の一人であるからだ。

善悪中毒善悪中毒
販売元 : Amazon.co.jp 本
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[タイトル] 善悪中毒
[著者] びごー じょうじ東郷 潤
[種類] 単行本
[発売日] 2004-05
[出版社] リベルタ出版

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posted by 平和党代表・大坂佳巨 at 06:27| 福島 ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 談話・声明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大坂さん、こんにちは。

以下の表現は、ユダヤの方々に、誤解されてしまう危険があります。^^;

「ユダヤ人の信仰が、ナチスの誕生・政権獲得となったと気づいたのが『善悪中毒』の著者・東郷潤さんであり」

上記のようには申し上げておりません。

この問題は、大変に複雑で、かつデリケートなものです。また、いずれ詳しくお話できればと存じます。

ちょっと誤解されたくないな、と気になりまして、補足いたしました。
Posted by 東郷 潤 at 2006年11月15日 00:51
こう最近の記事を見てますとまさに右脳とか左脳とかばっかし言ってますね。

そんなにいつも言わないはずなんですが、今月のはじめあたりは、なんかそんなようなことを考える何かがあったかも。
Posted by 大坂佳巨 at 2006年11月19日 04:16
国連自体が軍拡に基づいています。国連とは平和の機関ではなくて、国際紛争を作る軍事機構です。
Posted by 大坂佳巨 at 2007年01月19日 18:52
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